群馬県前橋市には、家電メーカーが工場建設と合わせて敷地内に作った森がある。エノキの古木に定点カメラを設置すると、夜にはオオアナグマが行き来するのがみられた。クヌギの木には絶滅危惧種のオオムラサキが集まっていた。工場は当初ゴルフ場建設の計画があったが地元の反対を受け、工場の建設と同時に森林の造成を行った。森の手入れは地域ぐるみで行い、観察や遊びにも開放されている。他にも沢地に石を積み直して作った渓流などがある。冬には薪割りを行うなど、社員が年に4回森の保全活動を行っている。
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