川越市で400年の歴史を持つ大商家だった田口家。建物内にはその繁栄ぶりが分かるものがある。商品と家の大事な物をしまう内蔵があったり大正時代に客間が増設され皇族関係者が宿泊したという。さらに当時商売を行っていた場所では川越の民芸品を販売しており棚の飢えには蔵の中から出てきた行灯などが展示されていた。そして田口家の主力商品である組紐がキレイに残されていると見せてくれた。開かず金庫はカフェとして使っている部屋にあるもので12代当主が亡くなりその年から空き家になってから開いておらず、さらにその家族の12代目が存命中に開いている所を見たことがないという。金庫を開けるのはカギ職人の玉置恭一さん。見た目は番組でよくある明治・大正時代の金庫だが英語が記載されダイヤルもアルファベットで初めてかもしれないと話す。難易度は10段階で6くらいと話した。
お店にある開かずの金庫を開ける。スタジオでは人間のパーツとかが入っているのではと予想した。金庫は二重ロック式で鍵穴を確認すると多分開いていると話す。続いてダイヤルに取り掛かる。加藤sんは田口家に関する書類が入っていると嬉しいと話す。実は加藤さんは元川越市役所インで文化財に携わっていて関心があるという。ここで玉置さんからダイヤルが固くなって回らないと話すが12分後回し続けた結果、開いた。扉は2重になっており開けると戸棚と4つの引き出しがあった。まずは戸棚を確認すると袋などが入っていた。確認するとオリンパス「PEN」などのカメラが4台、入っていて3代は1960年代のもので残り1つは不明となっていた。さらにカメラケースや付属品、箱が保管されていた。続いて同じ戸棚に入っていた紙の箱を確認すると台帳が入っていて、加藤さんが欲しがっていたものだった。続いての箱の中には大正時代の帳簿や12台めが使用していた手帳、キセルのセットが入っていた。
続いて一番上の引き出しを確認。出てきたのは昭和19年、第二次世界大戦中に防空監視隊を勤めた際の感謝状や家相図が出てきた。続いて2段目左側の引き出しの中には1981年英国チャールズ皇太子ご成婚記念の記念コインや入れ歯が入っていた。続いて右側の引き出しを確認すると相続関連の書類が入っていた。そして最後一番下の引き出しを確認。中には12代目の小学時代の成績表で当時は甲が一番よい評価で12代目はオール甲だった。