カザフスタンで4日、ロシアと中国が主導する上海協力機構の首脳会議が開催された。プーチン大統領は上海協力機構の首脳会議の冒頭に「多極化した世界は現実になった」と述べ、習近平国家主席は外部からの干渉への抵抗を各国に呼びかけた。両首脳がともに欧米主導の国際秩序に反発する中、対抗陣営としての上海協力機構の結束強化をアピールした形だ。去年のイランに続き、新たにベラルーシの正式加盟が承認され、加盟国は10か国となった。各国は内政干渉や一方的な経済制裁などに反対する共同宣言にも署名した。
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