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「カスリーン台風」 のテレビ露出情報

死者・行方不明者5098人。明治以降、最悪の被害をもたらした伊勢湾台風。観測史上最大の高潮が押し寄せ、名古屋市など伊勢湾沿岸の工業地帯を水没させた。高潮とは台風や発達した低気圧によって海水が吸い上げられ海面が上昇。そして沖からの強風で大量の高波が沿岸部に吹き寄せられることで被害をもたらす現象。この高潮により名古屋市南区では1417人の犠牲者が出た。港の貯木場から巨大な材木が押し流され住宅街を襲った。当時、台風の情報源はラジオ。しかも電池式ではない電源タイプがほとんど。ラジオからは名古屋地方気象台が高潮の恐れがあると厳重な警戒を呼びかけていた。しかし、強風による停電が発生。ラジオからの情報が遮断される。午後9時半過ぎ、観測史上最高の高潮が襲いかかってきた。当時、貯木場の横を流れていた天白川。高潮で堤防が決壊。大量の水と流木が町へ流れた。これほど大きな高潮被害に見舞われたのは理由があった。この一帯は日本最大の海抜ゼロメートル地帯。工業化による地下水の汲み上げで地盤沈下が進行していた。しかし、これらの地域は宅地化が進められ、人口が爆発的に増加。新しい住民たちにはこの場所での災害経験はなかった。実は伊勢湾台風の3年前に国は水害地形分類図を作っていた。水害リスクに関わる土地を色分けして表示している。オレンジ色は海抜の高い台地、水色は干拓地や埋立地など浸水リスクの高い低地。そして水害地形分類図が示した浸水の恐れがある地域は伊勢湾台風の高潮によって浸水した地域とほぼ一致していた。地図を作ったのは旧建設省の大矢雅彦技官。大矢技官の教え子の海津正倫さんが地図作成の経緯を語った。「戦後すぐにカスリーン台風・枕崎台風といくつもの台風がやってきて大水害を引き起こした。何とかしなくてはいけないということで国土の整備と防災でいろんな調査が行われた。そのときに作られた地図が水害地形分類図になる」と説明。愛知県・岐阜県の関係部署に送られたものの水害対策に活かされなかった。しかし、地図の有効性が国会でも取り上げられ、国土地理院が各地の詳しい地形を示した土地条件図を作成。これが発展して現在のハザードマップに繋がる。過去の教訓が防災力を高めることに繋がっている。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年5月24日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュース(盛岡局 昼のニュース)
花巻市大迫町で盛んなぶどう栽培のきっかけを作ったとされる元岩手県知事の國分謙吉をしのんで、きのう地元の高校生などが町内にある銅像の清掃活動を行った。葡萄が丘農業研究所に大迫高校の生徒や地元の人など25人が集まり清掃。昭和22年から県知事を務めた國分は大迫町でぶどうが盛んに栽培するようになったきっかけを作ったとされる人物。昭和22年のカスリン台風と翌年のアイオ[…続きを読む]

2024年2月11日放送 10:05 - 10:50 NHK総合
明日をまもるナビ(明日をまもるナビ)
死者・行方不明者5098人。明治以降、最悪の被害をもたらした伊勢湾台風。観測史上最大の高潮が押し寄せ、名古屋市など伊勢湾沿岸の工業地帯を水没させた。高潮とは台風や発達した低気圧によって海水が吸い上げられ海面が上昇。そして沖からの強風で大量の高波が沿岸部に吹き寄せられることで被害をもたらす現象。この高潮により名古屋市南区では1417人の犠牲者が出た。港の貯木場[…続きを読む]

2024年1月5日放送 9:26 - 11:13 テレビ東京
7スタい〜な2024!都民が輝く明るい東京に
風水害に関するトーク。東京都では去年6月、24時間に218ミリと、6月としては観測史上最多の雨量を記録し、一部の河川では氾濫危険水位を超え、各地で避難指示が出された。宇田川は、都内での集中豪雨対策について、氾濫しそうになった川から水を流し込むことで、反乱を防ぐ環七地下調節池があり、都内では、冠水被害が少なくなっているが、上流部で決壊すると、防ぎようがなく、ハ[…続きを読む]

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