「カセットこんろ」は岩谷産業の初代社長・岩谷直治の危機感から生まれた。当時のこんろにはホースが付いていて足を引っかけたら危険だった。ホースをなくしてガスを使い切りにするため、注目したのは殺虫剤の缶。1969年に初代カセットこんろを発売したが、ガスが減ると火力が落ちる問題があった。そこで取り入れたのが人工衛星の太陽熱を移動させる技術。熱を伝えることでガスの気化を促し、最後まで火力を保てるようにした。その後も安全性を高める改良を重ね、国内外で食卓の楽しみ方を広げるほか、災害時にも活躍している。世界を変えるのは情熱のしずく。
