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「カチャーがん病院」 のテレビ露出情報

インド北東部・アッサム州のカチャーがん病院ではラヴィ・カナン医師ががん患者の治療を行っていて、「貧富の格差が命の格差になってはならない」との考えから無償でのがん治療も行ってきたことが評価されてアジアのノーベル賞とも呼ばれるマグサイサイ賞を受賞している。カナン医師は1人1人の不安に寄り添って医療を行っていて、貧しい農村出身で手術を諦めようとしていた患者もここには足を運んでいる。北東部は開発が遅れているものの、カナン医師はインド南部の大都市のポストをなげうって2007年にカチャーがん病院の院長となる道を選ぶと、無料でがん治療が受けられるよう寄付金などで医療体制を作り上げてきた。カナン医師は末期がんの患者のための在宅緩和ケアも重んじていて、全身の痛みに苦しむ患者に対しても寄り添う姿を見せている。患者の痛みをなくすことを第一に考えているといい、家族が全員で看取ることが出来るように支えていると話していた。カナン医師の活動はがん予防の啓発活動にも繋がっていて、ソバトラ・ゴエラ医師は父ががんを患ったときにカナン医師の真摯な姿を見て医師になることを志している。インドでは男性優位の伝統が根強いことが乳がんなどの発見の遅れにつながっているとみていて、啓発活動の際にも子宮の出血が止まらないと話す人に検査を受けるように提案することが出来た。ゴエラ医師は患者を減らすには早期発見などが必要という考えを実践していると話している。カナン医師の病院は今では1000人以上のがん患者を受け入れるほどに成長したが、今後も地方の医療体制を強化するとともに遠隔診療の導入も目指しているという。

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