去年カナダで発生した山火事を始め、防風や干ばつなど世界各地で異常気象が頻発している。11月にはソマリアで100年に1度の洪水が発生。ケニアでは130人以上が死亡し50万人近くが避難した。こうした異常気象を引き起こす一因とされているのがエルニーニョ現象だ。エルニーニョ現象とはペルー沖の海水温が平年より高くなる現象で、水蒸気を含んだ空気は上昇し太平洋沿岸で大雨を降らせる。これにより世界各地に洪水などが発生するなど様々な異常気象をもたらすという。世界気象機関によると、エルニーニョ現象の影響は少なくとも今年の4月まで見通し。