番組は火災の最前線で戦う消防隊・カリフォルニア州森林保護防火局(通称・CAL FIRE)への取材が特別に許された。毎年、大規模火災が起こる時期とあって司令部は緊張に包まれていた。CAL FIREは最新テクノロジーを使い、山火事と戦っている。州内1300か所以上に設置されたカメラで山火事の発火を常に監視。さらに、AI技術で火災の発生を予測している。燃えやすい草木がどこに生えているか、地域ごとの燃料分布も入力されている。山火事の消火活動は建物火災への対応と大きく異なる。消防車隊・エンジンクルーの隊員は時に車から3km以上ホースを繋ぎ消火にあたる。ハンドクルーの隊員はチェーンソーと桑を武器に火災と戦う。消防車が入れない現場に徒歩で分け入る。チェーンソーで樹木を伐採。さらに、桑と斧で火災の燃料となるものを取り除いていく。