一部のメニューをきのうから値上げしたファミリーレストランのガスト・バーミヤン。対象は卵を使用したメニューでガストはプラス10円、バーミヤンは10~20円の値上げ。背景にあるのが卵価格の高騰。JA全農たまごによると東京地区Mサイズ1キロあたり、平均卸売価格335円。ここ数年の推移は去年始めから徐々に高くなり、過去最悪だった2023年のエッグショックに迫っている。横浜市のスーパーでは昨日、卵が税込み323円で売られていた。今年はじめは226円だったのが、2月に313円、きのう323円と上昇していく状況。卵が高騰している理由は花井養鶏所の代表取締役は約900万羽殺処分になった鳥インフルエンザの影響だと話した。農林水産省によると鳥インフルエンザの発生件数は14道県51事例。過去最多の令和4年シーズンに匹敵。吉祥寺TKG たまごのおはなしは全国各地からこだわりの卵を仕入れ、土日は卵を1日160個以上使用。卵の仕入れ価格はこの半年で1.6倍。さらにコメの価格も高騰しているが、値上げもできず、板挟みだという。専門家は卵ひなたちが実際に卵を産めるようになるのが7-9月頃、価格が落ち着いてくることを期待しているとした。