ネパールで長く続いてきた「クマリ」と呼ばれる生きる女神の伝統について。クマリは幼い少女から選ばれ初潮を迎える頃に交代し代々受け継がれ、選ばれるのは最高の栄誉とされている。今回番組では元クマリの女性たちを取材。
ネパールで毎年行われる「インドラジャトラ祭」、クマリは山車に乗って首都カトマンズの町を巡行し人々を祝福を授ける。現在のロイヤルクマリはトリシュナシャキアさん（12）。クマリに選ばれたあとは様々な規則に従わなければならない。学校に行くことができないためその後の社会復帰が難しいとも言われる。こうしたクマリのやり方は時代に合っていないとの声もある。元クマリのチャニラヴァジュラチャリアさんは母親が地域の学校をまわり教師に館まで来てもらえないか依頼しなんとか勉強することができたと語った。名門大学に進学しMBAを取得、現在は外資系企業で働いている。また元クマリ女性の支援活動も行っている。