ことしもすでに始まっている「春期管理捕獲」は北海道が全国に先駆けて3年前に開始した。去年春期管理捕獲を実施した北海道内50の自治体と団体の出動日報。NHKが北海道への情報公開請求で調べたところ、7割以上にあたる37の自治体などで活動中に一度もクマの目撃がなかったことがわかった。具体的にはのべ40日近く実施しても1度もクマの目撃がなかったケースや、のべ10日以上実施しても足跡などの痕跡を発見できなかったケースもあり、日報からは人が山に分け入りヒグマを駆除する難しさが読み取れる。去年の春期管理捕獲で最終的にヒグマを駆除したのは22頭で、今年は3月末の時点で1頭となっている。クマの生態に詳しい酪農学園大学・佐藤喜和教授は「なかなか盛りの中でクマを追いかけて捕獲するのはそう簡単ではない。どういった地形でどういう条件ではどういう捕獲のやり方がいいのか、そうしたことを検証していくことも大事だ」と話す。
