語尾を伸ばす独特のアナウンスで、33年間ロッテの場内アナウンスを担当してきた球団職員の谷保恵美さんが今季で場内アナウンス担当を引退。昨日最後の挨拶の場として、職員としては異例の引退会見が行われた。最後の出社となった昨日、球団カメラが谷保さんに密着。これまでもらった大入り袋を紹介したり、場内アナウンスを行っていた場所を訪れる場面もあった。会見で印象に残った試合を聞かれると、いっぱいあるが最後の担当となった通称“幕張の奇跡”だという。クライマックスシリーズのソフトバンク戦で、延長10回に3点差を跳ね返し逆転サヨナラ勝ちした試合。谷保さんは、声の進行係として1試合を過ごせるという満足感、その思いだけで頑張ってきたので、全てを注いできた仕事などと語った。