イギリス・ロンドンで外国人のシェフが腕を競う日本食のコンテストが行われた。課題は5種類の前菜で、世界各国から集まったシェフが腕を振るう。2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に登録されて以降、去年までの10年間で世界の日本食レストランはおよそ3倍に増えた(農林水産省調べ)。優勝したのはスペイン出身の女性シェフ。刺し身の包丁使いが繊細で、清潔で整理整頓された仕事ぶりが素晴らしいと評価された。日本産の農林水産物や食品の輸出額は10年で2.5倍以上に伸び、去年1兆4500億円となった。政府は来年2兆円を突破するとの目標を掲げ、日本食の普及に力を入れている。