バイデン政権のイスラエル政策やAIPACへの反発がJストリートの活動など新たな潮流を生んでいる。依然として大きな力を持つAIPACは、あくまでも超党派の組織で大統領選挙についてもハリス氏とトランプ氏どちらの候補を支持するか態度は示していないが、本音ではトランプ氏の返り咲きを望んでいるとみられるという。トランプ氏は大統領在任中、エルサレムをイスラエルの首都と認定し大使館をテルアビブから移転させるなどネタニヤフ政権の期待に沿った政策を実行したから。連邦議会選挙でAIPACは水面下でトランプ氏寄りの候補をより多く当選させようと働きを強めるとみられている。