北海道の富良野岳は標高1912メートル。最後は160年前に噴火した火山で、火山活動のため山肌には有毒ガスの出ているところもあるほか、土壌は強い酸性で植物が育ちにくい。秋、富良野岳の中腹には紅葉がみられる。チングルマは綿毛を飛ばす、クロマメノキやシラタマノキは丸い実をつけるなど、高山植物が種や実をつけ、エゾシマリスなどが冬眠前の食料とする。冬、朝には岩肌に、吹雪の水分が凍って横に育つ氷などがみられる。エゾナキウサギは冬眠を行わず、植物の葉を岩穴にためて食べながら過ごす。
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