全国各地の基準地価が公表。住宅地↑0.9、商業地↑2.4、全用途↑1.4。いずれも3年連続で上昇した。伸び率も拡大していて、都市部、地方ともに上昇傾向が強まっている。「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」の305平米の部屋の価格は、25億円。すでに成約済み。平均価格は、およそ2億1700万円。平均倍率およそ19倍と、かつてない引き合いだった。かつては貨物専用駅だった「うめきたエリア」。再開発が進み、街が一変している。土地の魅力が高まり、先行して開発された商業施設の地点の価格は、全国6位に。このエリアでは、ほかにも複合商業施設が続々と開業。住宅地は大阪府内では上昇率トップに。中心部の高騰が牽引し、周辺にも地価上昇が広がっている。全国的にも地価の上昇基調は続いている。青い海が広がる沖縄県恩納村。住宅地では、上昇率が全国トップとなった(↑29.0%)。リゾートホテルや教育施設の建設が相次ぎ、移住目的の需要が広がったとみられている。商業地の上昇率トップ3は、熊本県大津町(↑33.3%)と菊陽町(↑32.5%)。台湾の半導体大手TSMCの進出で大幅に上昇した。対して下落率が大きかった10地点は、住宅地商業地ともに、すべて能登半島地震の被災地だった(国土交通省)。