国際情勢が厳しくなる中で、グローバル・サウスの国々とどう関係を強化するのかが課題となっている。経済産業省は、各国に進出する日本企業を後押しし、1400億円にのぼる支援策をまとめた。具体的には、日本からの輸出が増加した場合や、日本とグローバル・サウスの国々にとって重要な物品のサプライチェーンの強靭化などに繋がる場合には補助金を出すとしており、必要な費用を今年度の補正予算案に盛り込む方針となっている。グローバル・サウスと呼ばれる国の中にはインド・インドネシア・ブラジルなど国際社会での存在感を高めている国が多く、日本が打ち出した支援策がどのような効果をもたらすかが注目となっている。