強い寒気の影響で朝から厳しい冷え込みとなった東京都心。最低気温は5.5度と今季一番の寒さに街行く人の服装もダウンやコートと冬の光景になった。日中も気温は変わらず最高気温は8.8度と11月中旬としては40年ぶりの寒さに。3日前の日曜日は23.8度と季節外れの暖かさだったが、そこから15度下がり冬が一気に進んだ。この急激な気温の変化で大忙しなのがクリーニング店。預けていた冬服を求める人が増えてきた。都内のホームセンターでは暖房器具を探しに来る人の姿もあった。DCM八王子みなみ野店ではストーブなどに使う灯油も販売しているがきのうは特に売り上げが伸びたという。寒さに体が追い付かないこの時期に特に注意が必要なのが寒暖差から来る体調不良。1日の中での最高気温と最低気温の差だけではなく、前日との寒暖差や暖かい室内から寒い屋外に行った時などの急な寒暖差も含まれ、その幅が大きいほど体調が悪化しやすい。池袋大谷クリニックでも1か月半前と比べると寒暖差による不調で受診する人が1.5倍に。特に症状が出やすいというのが7度以上の急な寒暖差。冷たい空気によって鼻の粘膜の血管が収縮し鼻水やくしゃみなどといった鼻炎の症状が出やすくなるという。またぜんそくのある人などはせきが悪化するケースも。更に寒暖差10度以上では血圧の急上昇に注意が必要。頭痛やめまいの他に脳卒中や心筋梗塞などの命に関わるリスクも高まるという。
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