神出鬼没バンクシーがロンドンに出現。バンクシーは社会を風刺した作品を路上に描くことで有名な正体不明アーティスト。過去にはオークションで約25億円で落札された作品もある。ロンドン市内で今月5日から9日連続で作品を発表。描かれたのは、ヤギ、ゾウ、サルと動物シリーズとして注目されている。4日目の衛星アンテナに描かれたオオカミの作品は盗難被害に遭ったが、翌日からもペリカン、ネコ、ピラニアの作品を発表。8日目のサイの作品は落書きの被害。今回の被害について区の担当者は「今回の被害により多くの人に喜び与えている、壁画を汚してしまった事は本当に残念だ」とコメント。今後も注意深く監視していく予定だという。様々な騒動が起きる中、動物シリーズの最終作品として発表されたのは「仲間を逃がすゴリラ」。ゴリラがシャッターの一部を持ち上げ、アザラシや鳥が外に出いている様子が描かれている。今までの作品はロンドン市内の動物と関係ない場所で発表されていたが今回選ばれたのはロンドン動物園だった。バンクシーの作品は普段、数ヶ月に一度というケースで発見されるが今回は異例の9日連続で発表。描かれたのは動物だけだという。