新潟・佐渡島より中継。藤井キャスターは現在佐渡金山に訪れており、近くには「道遊の割戸」と呼ばれる元は1つだった山を金を求めて人が掘り進めた結果、真っ二つに割れたという場所がある。江戸幕府の財政を支えたとの言い伝えもあり、人間の欲望が如実に現れたシンボルでもある。割戸は洞窟のような形状をしており、そこから金を掘っていったとみられている。なおこの洞窟が発見されたのは割りと最近の出来事であるという。また佐渡金山は世界遺産の登録を目指しており、今年1月に政府がユネスコへ推薦書の正式版を再提出した。佐渡へ向かうには新潟市からカーフェリーで約2時間半かかるという。またたらい舟で現在もサザエ漁を行っていることや各地で伝統芸能が盛んな「芸能の島」としても有名である。また特別天然記念物である「トキ」が佐渡島では生息しており、現在は500羽以上いるという。更に佐渡金山では江戸時代から1989年までの約400年間、金を掘り続けており多い時で年間1500キロ以上の金が生産されていたという。また先月下旬にユネスコの諮問機関である「イコモス」が訪問し早ければ来年にもユネスコの世界遺産委員会で登録の可否が決定されるという。