映し出された1枚の写真にはサンフランシスコ名物のゴールデンゲートブリッジの前で笑顔を見せる38年前の習近平国家主席の姿があった。バイデン大統領は、習首席にこの写真を見せて「この若者が誰だかわかるかい?」と尋ね、習首席が笑顔で応じる様子を中国側はSNSに投稿した。会談はどうだったかという記者の問いにバイデン大統領は両親指を立てて答え、両首脳は去年8月以降途絶えている軍同士の対話の再開や違法薬物対策での協力再開などで合意した。バイデン大統領は、これまでの会談の中でも最も建設的で生産的なもの1つと話したがその一方で、習首席は「米国の負けに賭けることはなく、内政に干渉することもない。同様に米国は中国の負けに賭けるべきではなく、中国の内政に干渉すべきではない。」などと語った。