インド・ザンスカール。山の頂には小さな集落が点在する。冬になると雪が積もり、街に買い物に出るのも一苦労。そこで、普段ガイドをしているチンレとタシが麓の市場で野菜や果物を仕入れ山頂へと向かう。チンレとタシに密着。目指すは街から約250km先の村。2人が車で通るのは通行禁止の道。冬場はあまりにも危険なので走ってはいけないことになっている。標高5000mまで登るとあたりは雪景色に変わった。途中、氷が割れてタイヤがハマってしまった。3時間かけどうにか脱出。翌朝、パドゥムに到着し品物を仕入れ値の数倍の値段で全て売り切った。
チンレとタシが扱う品物は食料品だけではない。今回は丸太。大きな木が生えない集落まで運べば高く売れる。今回は歩きで3日間の旅。道中はほとんど凍った川。チンレとタシは家族を養うため必死で運んでいる。
インド・レーでタクシー運転手をしているニマは息子を連れて290km離れた山奥の村に里帰りをする。そのついでに知り合いの4歳の女の子を、祖父母の村まで送る。まずは2日かけて車で移動。断崖絶壁の山道を進むと、大きな川が現れた。ここからは2日かけて山を歩く。まずはゴンドラで川を渡る。