チベット仏教の聖地の水晶寺を目指す。目の前にキャラバンが現れた。キャラバン:登山・調査のため辺地を行く事。シェ・ラ(峠)を越えるとドルポの聖なる山のシェイ・リブ・ドゥクタに到達。水晶の山という意味。カイラス山・聖徒ラサと並ぶチベット仏教の聖地の1つ。この日は朝から休みなく歩き通し次の滞在地のチベット仏教の聖地の1つであるシェ・ゴンパ(水晶寺)が見えてきた。通称:水晶山。巡礼者は1日7時間程かけて山の周りを一周。それを3日間繰り返す。この時期は農作物の刈り入れ前。一息入れられる頃で巡礼者が多い。チベットから来たという家族は水晶山の周りを回り、シェ寺の周囲を幾度も巡礼していた。標高4160mにあるシェ・ゴンパへ。ヒマラヤの谷が3つ合流する地点にある。僧院の建立は13世紀ごろ。800年以上前から巡礼者が訪れている。ここで牛の皮のマニ車を発見。仏像は80年前に寺を建て替えた時に新しく置いた物だという。昔の古い仏像は全部盗まれてしまったとのこと。途中遭遇したヤクのキャラバンも遅れて到着。ここからは同じ目的地のポクスンド湖まで一緒に。標高4160mと富士山よりも高い場所で夕食作り。水牛とかぼちゃのカレーはるさめ、キクラゲとはるさめのスパイス炒め、ポップコーンなど計7品を作り上げた。翌朝、長く続いたヒマラヤの旅も佳境に。ハードな道のりを乗り越えた今、チベット仏教の聖地で撮影現場はかなりカオスな状況に。ここに来てこの番組をいつどうやって終わったらいいか分からなくなってしまったナスD。一体どのような結末を迎えるのか。ポクスンド湖の湖畔にそびえるのはガングダ・ラの峠。標高は一気に上がり富士山よりはるかに高い天空の世界。最後の難所が待ち構える。