核について、アメリカの人々の意識を少しでも変えられないか。中西部シカゴでは、小中学生たちに日本の被爆の実情を伝える活動も行われている。この日、講師をつとめたのは長崎の被爆者・朝長さん。医師でもあり、被爆者団体の会長として被爆の実相を続ける活動をしている。中学校の生徒たちに、放射線が人体に及ぼす影響などについて話した。生徒は「朝長さんの経験を知り、原爆反対の考えが強くなった」と話した。朝長さんは「若者への教育が、将来の核兵器をなくすという国民的なアメリカの世論が形成される非常に重要なベースになっていると思う」と話した。