エルサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地で、様々な衝突の震源地となってきた。エルサレムの旧市街には多くの監視カメラが設置されていて、警察が監視している。パレスチナ人のサリー・ヌセイベさんと、ユダヤ人のメロン・ベンベニスティさんにインタビュー。
エルサレムには、ユダヤ教の聖地・嘆きの壁や、キリスト教の聖墳墓教会、イスラム教の岩のドームがある。リュミエール兄弟が撮影した、1897年のエルサレムの映像を紹介。パレスチナ難民の対話集会に、サリー・ヌセイベさんが参加した。メロン・ベンベニスティさんはかつて、エルサレム市の助役をしていた。
1898年に世界シオニスト会議が行われたが、各地でユダヤ人の集団虐殺が行われた。各地から逃れてきたユダヤ人らがジェフォロン・ヤコブを開拓し、礼拝所を作った。第一次世界大戦ではイギリスに、ユダヤ人の部隊が作られた。パレスチナの北側はフランスが委任統治し、南側はイギリスが委任統治した。エルサレムには、新興住宅地などが作られた。1925年、ヘブライ大学が開校した。1929年8月、嘆きの壁事件が起きた。
第二次世界大戦でのユダヤ人のホロコーストを受けて、国連総会でパレスチナをアラブ人国家とユダヤ人国家に分割する案が示された。1948年にイスラエルが独立宣言を行ったが、第一次中東戦争が起きて、多くの難民が発生した。エルサレムは西側がイスラエル領、東側の旧市街がヨルダン領となった。第三次中東戦争では、嘆きの壁の周辺が破壊された。