ベルリンで開かれている鉄道技術の会場には各メーカーが目玉とする車両100以上が集結している。スイスの鉄道メーカー、シュタッドラーレールの車両は水素や蓄電池を動力として選んで走行できるという。世界最大のメーカー、中国中車は水素を活用して1000キロ以上走行できるとする新たな列車を公開した。そして日本の日立製作所は、半導体大手、エヌビディアのソフトウエアなどを活用し、車両に取り付けたカメラの画像とAIの技術で、部品の状態を迅速に把握できる新たなメンテナンス技術を発表した。故障の予兆を把握することで、定期交換していた部品の量を最大30％削減できるとしていて、各メーカーが最新の技術を競っている。