木そのものを発酵させてお酒を作る世界初の技術がつくばの森林総合研究所で研究されている。試験製造されたお酒は木そのものの香りがあるお酒に仕上がっており、木の種類によって香りが異なっているという。お酒によって輸入木材に押されて価格が下落した国産木材に新たな活路を見出すことを目指している。課題はアルコール製造に必要な成分をどう取り出すかであり、木に含まれるセルロースを分解してアルコールの元にするが硬い木の細胞からセルロースは簡単に取り出すことが難しく樹木を2/1000ミリ以下に粉砕することが必要だと紹介。この技術によって全国から木の酒が誕生することが期待されている。