飲料メーカー大手のサントリーが今年4月に発売した「JJ缶」。ジャスミンの茶葉を使用して作った焼酎をジャスミン茶で割るというちょっと変わったお酒で、炭酸のないすっきりした味わいが若者を中心に支持されている。コロナ禍前の2019年ごろに自然発生的に誕生したという「JJ」というお酒の飲み方。サントリー側の大々的な宣伝などは一切ないにもかかわらず、大阪や沖縄を中心に口コミで浸透。そのキャッチーなネーミングもありジャスミン焼酎「茉莉花」の売り上げは4年間でおよそ10倍に。そこでサントリーもこの味をより多くの人に知ってもらおうと、今年4月、割らずに缶でそのまま飲めるJJ缶を発売した。発祥の経緯は諸説あるが、従業員や顧客の口コミで人気となっているJJ。MEGAドンキホーテ新世界店でも特設売り場を設けて大々的に展開。さらに、大阪・梅田の四川餃子中華バルPAO2では通常のJJはもちろん、ジャスミン焼酎とソーダを合わせた「JS」や緑茶と合わせた「JR」など、味の強いチャイニーズグルメに合うすっきりとした味わいが大人気となっている。