来月、ヨーロッパで5年に1度の重要な選挙・ヨーロッパ議会選挙が行われる。極右勢力への支持が若者の間で広がっている。フランス・マルセイユで行われた極右政党「国民連合」の集会で、熱狂的に迎えられたのはジョルダン・バルデラ党首で、若者たちが信頼を寄せる若手政治家の1位に選ばれている。国民連合の前身は1970年代に作られ、反ユダヤ主義などの主張を掲げた国民戦線。国民連合を支持するカサンドラ・マルゲリットさん(18)は、移民が犯罪を増やしているという主張に共感するようになったといい「極右だと言われても構いません やはり移民の制限は必要だと思う」と述べていた。同志社大学の吉田徹教授は、親EU・グローバル化の促進で自分たちが不利益を被っているという感情が根底にあり、保護主義的な制作を通じて生活の安定や社会的上昇を期待している、と話し、国民連合については「脱悪魔化とかソフト化路線が結果的に功を奏していることになる」と分析していた。
パリから田村銀河が中継。極右政党の若い支持者は、まずは自国の立て直しを進めて欲しいと口々に挙げていたという。身近な政策を重視している極右政党への支持が強まっていると感じると述べた。シンクタンクによる議席の予測では、右派政党が入っている2つのグループを足しても過半数とまではいかないと見られているといい、ただこうした勢力が議席を大幅に伸ばすと、気候変動や移民政策、ウクライナ支援など様々な方針に影響が出る可能性を指摘していた、などと伝えた。
パリから田村銀河が中継。極右政党の若い支持者は、まずは自国の立て直しを進めて欲しいと口々に挙げていたという。身近な政策を重視している極右政党への支持が強まっていると感じると述べた。シンクタンクによる議席の予測では、右派政党が入っている2つのグループを足しても過半数とまではいかないと見られているといい、ただこうした勢力が議席を大幅に伸ばすと、気候変動や移民政策、ウクライナ支援など様々な方針に影響が出る可能性を指摘していた、などと伝えた。