今、映画やドラマで活躍する俳優の山田裕貴は先月、英国・ロンドンにいた。映画「ジョーカー2」のプレミアイベント。日本語吹き替えで作品に参加したため登壇者の1人として招待された。映画「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」は理不尽な境遇に生まれ悪のカリスマジョーカーとなった主人公がゆがんだ社会の代弁者として支持を集めやがて暴走していく物語。山田がロンドンを訪れたもう1つの理由はジョーカーを演じた俳優のホアキン・フェニックスに会うこと。これまで名だたる映画祭で賞を受賞。徹底した役作りで知られ、役になりきる時は骨が浮き出るほど体重を落とすなど常にリアリティーを追求する世界的名優。山田裕貴は憧れの俳優の前に緊張した面持ち。ホアキン・フェニックスは、「私は監督にできるだけ多くの選択肢を与えたいと思って演じています」などと語っていた。山田裕貴は、前作のジョーカーでの「ちょっと前まで誰も僕を見てなかった 僕は存在するのかなって」というセリフについて、ホアキンさんも行きていく中で負の感情を覚えたことはあるかと質問。ホアキン・フェニックスは「不安なときもありますがそれは成長の証です」などと答えていた。