世界的なシステム障害の影響で米国では19日、各地の空港が混乱。特にデルタ航空への影響が深刻で、フライト追跡サイトによると全体の28％にあたる1000便以上が欠航、ユナイテッド航空やアメリカン航空でもそれぞれ300便以上が欠航。世界全体では4万2000便以上が遅延、4700便以上が欠航。今回のシステム障害は米国のセキュリティ会社・クラウドストライクのソフトウエア更新に伴いマイクロソフトの「ウィンドウズ」搭載の端末に不具合を起こしたとみられている。クラウドストライク・カーツCEOはNBCの番組に出演し、謝罪した上で「問題を修正したためまもなく復旧するが、自動的に復旧しないシステムについてはしばらく時間がかかる可能性がある」と説明。米国メディアは「システム障害としては過去最大級」としていて、復旧には数日かかるとみられている。