ロサンゼルスでドジャース対ヤンキースのワールドシリーズが開幕し、ピンクの壁が特徴のホットドッグ店は青に変更していた。一方、ニューヨークのスポーツバーには500人を超えるヤンキースファンが集結。先発はサイ・ヤング賞投手のゲリット・コールで、6回にスタントンが逆転2ラン。1点ビハインドの8回、大谷は長打と相手のエラーもあり、3塁へ。ムーキー・ベッツの犠打でドジャースは同点に。ジャッジは5打席中3打席で三振し、高橋由伸氏は「ボールの軌道が目で追えていない」と分析しつつ、「この手の選手は1日で変わる。修正能力が高いから」と語った。
10回、ヤンキースは勝ち越しに成功。その裏、ムーキー・ベッツが申告敬遠。2アウト満塁の場面でF.フリーマンが打席に入った。高橋氏は「守備は楽。どの塁でもアウトにできるので、投手としてはプレッシャー」と話す。フリーマンは初球を叩き、WS史上初となるサヨナラ満塁ホームランを放った。ネストル・コルテスは大谷をおさえた内角高めのストレートを投じたはずが、低めの甘いストレートになってしまったという。