JR新松戸駅から徒歩10分にある段々畑では、新松戸レモンが栽培されている。今の時期は、まだ緑色で、11月下旬から12月にかけて黄色くなっていくという。このぐらいの時期から収穫しているという。収穫では、トゲを避けるために、柄の長いはさみを使う。今の時期の新松戸レモンは、香りが強いのが特徴だ。この畑で栽培されているのは、マイヤーレモンという品種で、レモンとオレンジの自然交配で生まれたと言われ、酸味が少ないのが特徴で、甘味を感じることができる。レモンは寒さに弱いが、温暖化の影響で、松戸でも栽培が可能になった。また、畑が住宅街にあることで、住宅が風よけになり、冬は、暖房の熱で暖かくなるという。この畑の直売所では、マイヤーレモンなどを10月13日より販売予定で、店の奥には、カフェが併設されており、ドリンクなどが楽しめる。カフェ裏の畑では、29種類の柑橘類を試験栽培している。一般的なレモン4個分の大きさで、重さ約800gのポンテローザという種類のレモンなどを特別に収穫した。千葉県産の食材にこだわるレストラン「S kashiwa」で、ポンテローザなどを使った料理を作ってもらった。マイヤーレモンのドレッシングを使ったサラダは、柑橘系の香りが楽しめるという。ポンテローザを使ったペペロンチーノは、酸味がきいていて、さっぱりとしているという。フィンガーライムを使ったパンナコッタは、ライムの食感が楽しめ、酸味がパンナコッタに良く合っているという。紹介したメニューは、入荷状況により注文できない場合がある。