ガソリン価格の高騰が止まらない。先週月曜時点の全国のレギュラーガソリンの平均価格は1Lあたり181円90銭。値上がりは13週連続で、2008年以来約15年ぶりの高値水準。10tトラックなど46台を保有する神奈川県の運送会社は、年間約120万円増えていて、エアコンも影響しているという。専門家は、原油相場と為替相場の影響でガソリン価格は決まるという。ロシアによるウクライナ侵攻などの影響で原油相場が世界的に上昇、円安が進行したことでさらにガソリン価格が高騰したという。今後もガソリンの高騰は続く可能性があるという。
影響はクリーニング店にも。都内に約200店舗を構えるクリーニングチェーンは、ドライクリーニングに必要な溶剤やハンガー、服を包むカバーなどの減量となる石油のコストは、一昨年より約2倍に増えているという。
ガソリン価格高騰を観光の起爆剤とする自治体も。石川県輪島市は、朝市や輪島塗などが有名だが、対象の施設に宿泊した市外からの観光客に、ガソリン1Lあたり30円を割引するキャンペーンを行っている。ガソリン価格高騰に、政府も対策に乗り出している。