即興でダンスを披露し、技術や表現力を競うブレイキンはパリ五輪から正式種目となり世界中のダンサーが技術を磨いている。セネガルのトップチーム「パワークルー」は国内外の大会で好成績を収めてきた。砂浜で練習する彼は、そこで足腰も鍛えられるという。パワークルーの一員でもあるザザは、若い世代を育てる立場でもある。しかし、セネガルではダンスを仕事にすることは今の段階では難しいという。それでもザザは2026年のユース五輪に向けて準備を進める。セネガル スポーツ・ダンス連盟ではダンスを根付かせるために尽力している。2022年に行われた全国大会ではパワークルーのメンバーが優勝した。こうした切磋琢磨できる環境が好きだというザザ。パリ五輪出場へ意欲を燃やす。自らの、セネガルのダンスの行く末を見つめ、ザザの挑戦は続く。