専門家も驚きを隠せない新発見。舞台は東京と神奈川の境を流れる多摩川。発端は3年前、神奈川県に住む男性が河原で拾った石を熱帯魚を飼育する水槽に入れたところ、不着していた藻が丸く成長し始めた。男性は研究機関に連絡。詳しく調べた結果、日本では山梨県の住宅の水槽からしか見つかっていなかったモトスマリモの国内2例目と判明。モトスマリモの名前の由来は最初に見つかった住宅の水槽に本栖湖で採取した貝が入っていたため。本栖湖では見つかっていない。北海道阿寒湖のマリモが有名だが、専門家は暖かい環境に耐えられるマリモのもとが密かにいるのではないかと考えている。マリモの新発見は別の場所でも起きていた。都内に住む男性が11年前に神田川の源流付近で拾った石を水槽に入れたところ3年ほどして藻が生えてきた。調査の結果、富山県でわずかに報告事例があるタテヤママリモである事が判明。都内での発見は初めてだとみられる。