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「ダン・ストヤノフ教授」 のテレビ露出情報

AIの安全な活用について話し合う始めてのAI安全サミットが先ほど始まりました。主催するのはイギリス。ロンドン郊外ブレッチリー・バークから中継。第二次世界大戦中にイギリス政府の暗号学校が置かれドイツ軍の暗号エニグマの解読に成功した歴史的な場所。イギリスはここに28カ国と民間企業代表を集めてAIのリスク管理に向けた国際的な協力を推し進めると共にAI分野でリーダーシップを発揮する狙いもある。AI開発の最前線とリスクを取材した。
イギリス企業が開発した人形ロボット・アメカ。顔に内蔵された17の小型モーターと言語処理の生成AIが連動し巧みなやり取りが可能。20カ国語以上を操り、日本語にも対応。イギリス政府は医療分野でのAI開発に力を入れている。脳外科手術の映像200件以上を学習させたシステム。この大学では国の資金援助を受け研修で活用している。大学はさらにデータを蓄積させ2年以内に手術室に導入する計画。今回のAI安全サミットではAIのリスク面についても議論される。サミット前に行われたデモではAIはいずれ人間の手に負えなくなるとして開発の中断を訴えた。イギリスではAIが原因の事件がすでに起きている。おととし、19歳の男がエリザベス女王を暗殺しようとウィンザー城に侵入、先月有罪判決を受けた。判決によると男は「サライ」という女性の名前をつけた対話型AIに恋愛感情を抱き暗殺計画を相談、AIに促される形で起きたこの事件はイギリス社会に大きな衝撃を与えた。AIのリスクは特に軍事面で警戒されている。AIの棋聖を求める国際NPOが制作した動画ではアメリカと中国が共にAIを防衛システムに組み込んだ2032年、そのAIが誤作動をしたという設定。動画を作ったNPOの事務局長は「AIが人間をコントロールし最悪の結末に至る可能性もあります」などと話した。子どもたちにリスクを認識してもらう取り組みも始まっている。この学校ではAIを活用した教材が一人一人に合わせた傾向や弱点に合わせた問題を出すなど生徒たちは日頃からAIに触れている。AIは便利であると同時に怖いものでもある、その認識を落ち続けることが大事だと教えている。
ロンドン郊外と中継。今回のサミットの焦点は極めて高性能なAIに絞っている。制御できなければ人類を脅かす恐れがあるとして企業の対策・各国による共同研究の可能性について話し合っている。イギリス政府としては開発面で米中と渡り合うつもりはない。AIのリスク管理に向けて国や官民の枠組みを超えて協力態勢を構築して政治的なレガシーにしたい狙いがある。さらにAIの市場規模が2030年までに20倍近くに拡大するとみられている。それを経済発展につなげたい思惑もある。イギリス政府はAI安全サミットを来年以降も持ち回りで開催したい考えです。

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