ダークウェブの掲示板サイトでは某銀行に口座を持つ人のメールアドレスリストや、日本政府関係者をまとめたと見られるリストがさらされている。そこには、知られた名前も。これらはなりすましとして詐欺や闇バイトで悪用されるケースが多いという。こうした情報は企業などへのサイバー攻撃で大量に流出した可能性が高い。身代金要求型ウイルス「LockBit」のページではある企業が脅迫を受け、既に情報が流出されているのが見て取れた。個人のパスワードの定期的な変更が大事なのも頷けるが、肝となるのは多くの個人情報を持つ企業。情報を預かる側の責任も改めて問われている。