ロシアメディアによると、ワグネルによる反乱から5日後の先月29日、プーチン大統領はプリゴジン氏やワグネルの幹部戦闘員らと会談を開いたことを明らかにしている。会談でプーチン氏は、ワグネルの新トップとしてアンドレイ・トロシェフ氏を提案した。EUとフランスが公開した制裁関係文書によると、トロシェフ氏はロシア軍の退役大佐で、ワグネル創設メンバーであり執行役員でもあるとのこと。この16カ月間ワグネルの部隊を指揮してきた司令官で、ワグネルを創設したウトキン氏の右腕とのこと。ただ専門家は会談については情報の出所が不自然などと疑問を呈し、プーチン氏は会談の既成事実を作ってプリゴジン氏外しを行い、ワグネルを自分やクレムリンを守る部隊として手に入れたいのではないかなどと狙いを分析した。スタジオではプーチン氏は優秀なワグネルの部隊がほしいからこのような動きをみせているという意見や、トロシェフ氏はプーチン氏の言うことをしっかり聞く人物だからトップに推薦されたのかもしれないなどの意見があがった。