韓国で、ホラー漫画の鬼才・伊藤潤二さんの作品が人気となっている。特に人気なのが「富江」。日本では映画化もされた伊藤さんのデビュー作で韓国で発売されたのは20年以上前だが、大人気のウェブトゥーン作家がおすすめの作品として紹介したことから最近人気が再燃しているという。若い世代を引きつけている理由はK−POPアイドルたちがSNS上で富江に似ていると指摘されたこと。流行に敏感なYouTuberたちが富江風メイクにチャレンジする動画を次々と投稿しているほか人気に便乗するメーカーも現れ「富江」とコラボした化粧品も発売された。専門家は「思ったことがいいづらい韓国社会で、好き勝手に振る舞う富江が若い世代に刺さった」などと分析している。