太平洋戦争中、ミクロネシア連邦のトラック諸島沖で沈没した旧日本軍の徴用船「神国丸」「清澄丸」。「神国丸」に残されていた4人の遺骨について、現地に派遣された専門家の目視鑑定で日本人と判断され、厚生労働省に引き渡された。厚生労働省は今後、身元特定に向けてDNA鑑定。「清澄丸」にある遺骨については目視鑑定ができていない状況。今後改めて専門家を派遣。太平洋戦争では、旧日本軍の船3000が沈没も、遺骨収集は670人にとどまり、30万人の遺骨が今も海に残る。厚生労働省は3年前、技術的に可能なら収容するとの方針を示していた。コロナ禍もあって今回の収集は5年ぶり。