「赤坂プリンス クラシックハウス」にやってきた。韓国最後の皇太子が日本の皇族と結婚し、新居として1930年に建てられた。設計は旧宮内省内匠寮で、迎賓館赤坂離宮などを設計した建設集団だ。名建築を鑑賞するポイントは「基壇のデザイン」「胴体の飾り方」「屋根の造り方」だという。「建物の地下に駐車場をつくる特殊な方法とは？」とクイズが出た。正解は「曳家で建物を移動した」。8日間かけて44m移動させて掘削して元の位置に戻した。
「赤坂プリンス クラシックハウス」の中はできるだけオリジナルに戻しているという。前田さん一番のお気に入りは階段だという。明治政府が技術習得のためドイツに留学生を派遣してステンドグラスを作らせた。大食堂は現在、レストランとして活用されている。食後に向かうビリヤード室、女性がお茶や談話をする部屋もあった。