2年先予測。週間天気予報を紹介した。日本気象協会がきょう発表したのは、2年先の気象予測サービス。月ごとの平均気温・降水量など提供。予測のカギは熱帯地域。集めた情報を分析。その結果、これまでの予測方法に比べ誤差が大幅に改善した。では2年後の6月は…降水量が多い、日照時間が少ない、気温がかなり高いという予測。2年先の予測ができることで気象条件を踏まえて生産計画や年間予算が可能になり、企業の無駄削減につながる。日本気象協会は既に6カ月先までの気象データを100社以上に提供している。森永製菓は「チョコモナカジャンボ」の食感維持のため製造後5日以内に出荷できるよう気象データを活用し生産調整している。2年先の気象予測、企業はどう使うのか?大手アパレル企業アダストリアでも6カ月先の気象予測を活用。商品の切り替え時期を判断する材料に活用、生産計画を決める時にも参考にしている。ただ気象データを活用している企業は10%未満だという。日本気象協会は2年先長期気象予測について3年位内に100社導入を目指す。