たべっ子どうぶつLANDは、すでに累計20万人以上を動員している。今年配信されたスマホゲームは60万ダウンロードを突破した。さらに、CDデビューや映画化も決定している。ヒットの仕掛け人が、3代目社長の宮本さん。1978年に販売がスタートしたたべっ子どうぶつ。どうぶつの名前を英語で記した学べるビスケットを生んだのは、創業94年のギンビス。最初のヒットは1968年のアスパラガス。2003年しみチョココーンも、日本ではギンビスが他社に先駆けて取り入れた含浸製法を使っている。コロナ禍で急増したカプセルトイは大人にも流行し、たべっ子どうぶつのイラストが立体になり人気が爆発した。バイヤーの目に止まりコンビニにも陳列され、売り上げが2桁成長を続けている。お菓子からキャラクターが生まれることは珍しいという。毎日食べて同じ味だと確認し、世代を超えて共有できる。小学生9人によるたべっ子キッズを結成し、来月CDデビューする。宮本社長は中学卒業後渡米し、ニューヨーク・ミリタリー・アカデミーに留学した。先生やルームメイトが戦地に向かい、日本からお菓子を配ると笑顔になったという。会社を継ぐと、お菓子業界初を連発する。「たべっ子どうぶつ THE MOVIE」という映画も制作。