カブスvsドジャースの一戦。大谷の地元、岩手県奥州市では大勢のファンがパブリックビューイングに。球場内には世界の王こと王貞治さん、そしてメジャー通算630ホーマーを誇るケングリフィーJrなど世界のレジェンドたちもここ東京ドームに集結。そして試合開始1時間40分前。大谷翔平がグラウンドに。注目のMVPトリオ・ベッツに続き、開始40分前には急きょフリーマンの出場も見送られた開幕戦。SNS上では2人の不在に不安が募る中、大谷のバッティングに大きな注目が集まる。まずマウンドに上がったのはカブスの先発、今永昇太。メジャーリーグの開幕は大谷対今永日本人の対決から始まる。今永対大谷、最初の対決は今永に軍配。その後2アウトとするとテオスカーヘルナンデスをスプリットで空振り三振。立ち上がりを無失点に抑える。続いてマウンドに上がったのはドジャース先発、山本由伸。先頭にフォアボールを許し迎えるは鈴木誠也。鈴木のバットが折れショートフライ。山本が力でねじ伏せる。初回を無失点で抑えた山本だったが続く2回に失点。カブスが先制する。直後の3回。今永対大谷の第2ラウンド。スライダーを捉えるもセカンドライナー。ここも今永に軍配が上がる。今永はその後再三ランナーを許しながらもノーヒットピッチング。4回69球でマウンドを降りる。すると5回流れはドジャースへ。ランナーを1塁に置き大谷の第3打席。大谷に今シーズン初ヒットが生まれた。ここからドジャース打線がつながり逆転に成功する。援護を受けた先発の山本は先制を許したものの尻上がりに調子を上げ5回72球1失点の力投でマウンドを降りる。ドジャースリードで迎えた9回。低めの変化球を捉え今シーズン初長打をマークした大谷。東京シリーズ初戦は5打数2安打の活躍。そして開幕投手を務めた山本由伸は今シーズン初勝利。昨シーズンのワールドチャンピオンがその強さを見せつけた。カブス1−4ドジャース。