アメリカ・シーダーパークで大学院生のジェシカは行方不明となり遺体で発見された。激しい暴行を受けたと思われるアザがあり首には絞められた痕跡があった。犯人に繋がる糸口となったのは警察が入手したある映像だった。事件前日、ジェシカは友人とバーベキューを楽しんでいた。バーベキューがお開きになる頃には日付が変わっていた。深夜1時、ジェシカはいとこ・メラニーを自宅まで送りその後何者かに命を奪われることになる。
事件当日の午後、メラニーはジェシカの父からジェシカがアルバイトを無断欠勤しているという電話を受ける。メラニーはすぐに警察官である兄ジョンに事態を知らせる。ジョンがジェシカの行方を追う一方でメラニーも恋人とともにジェシカを捜索。ジェシカの携帯電話の位置情報が特定され近くにいたメラニーが大型スーパーの駐車場へ向かうとジェシカの白い車を発見。ジェシカは運転席でぐったりしていた。警察と救急隊が到着しその場でジェシカの死亡が確認された。捜査員は何者かに暴行を受けた後絞殺され、犯人がジェシカの車を運転し遺体を運転席に座らせたと推理。車からは犯人の指紋や物証などは発見されなかった。
ジェシカの遺体の検視結果で捜査官が注目したのは首に残された2種類の締め痕。捜査官はスーパーの防犯カメラの映像を徹底的に調べた。スーパーでドッグフードを購入し車に戻るジェシカを追う不審な男が映っていた。その後、ジェシカの車と男の姿が消えた。運悪くジェシカの車は木の陰に止まっていて2人の様子は確認できなかった。
防犯カメラ映像で不審な男の特徴が判明。警察は男のさらなる手がかりを求めジェシカが入店した午前1時40分前後の映像を徹底的に見直す。男が乗ってきたと思われる赤いピックアップトラックを調査。スーパーの周辺に設置されている防犯カメラ映像をしらみつぶしにあたる。そんな中、ジェシカの父ジョンからの連絡で事件の日にジェシカのクレジットカードがガソリンスタンドで使用されていたことが判明。ガソリンスタンドの防犯カメラを調べると不審な男と赤いピックアップトラックが映っていた。警察はこの画像を元に公開捜査に踏み切る。