イランでは5日、ライシ大統領の死去に伴う大統領選挙の決選投票が行われた。投票は先ほど、日本時間の午前5時半に締め切られた。6日中に大勢が判明する見通し。欧米との対話に前向きな改革派のペゼシュキアン元保健相と、反米で強硬路線の現体制を支持するジャリリ氏の一騎打ちとなっていて、結果は今後のイランの外交方針などに影響を与えるものとみられる。保守強硬派のジャリリ氏は強固な支持基盤からの固定票が見込まれる一方、改革派のペゼシュキアン氏は、政治不信により投票を棄権してきた層の取り込みを図っていて、投票率が勝敗を左右するカギとなる。