英国訪問3日目、ヘルメットをかぶった天皇陛下はロンドンのテムズ川下流にある高潮対策施設「テムズバリア」を視察された。テムズバリアは1982年に建設された世界最大級の可動式水門。陛下にとってテムズ川は原点ともいえる思い出の地。首都ロンドンの東西を結ぶテムズ川。産業革命で石炭の運搬を支えた水運のメカニズムや歴史的意義に魅入られ、陛下はこの分野の研究に打ち込まれた。一方で研究の大きな柱である資料集めは困難を極めたという。200年前の資料を探すため図書館をいくつも回ったという。きょう天皇皇后両陛下は歓迎式典とパレードに臨まれる予定。