テレビやラジオの優れた番組などを表彰する日本民間放送連盟賞の表彰式「第71回民間放送全国大会」がきのう行われた。テレビグランプリを受賞したのはテレビ静岡製作のドキュメンタリー番組「イーちゃんの白い杖」特別編。生まれつき目の見えないイーちゃんこと小長谷唯織さんが家族に支えられながら自立する姿を25年にわたり置い続けた作品。テレビドラマ部門では実際におきた事件に着想を得た関西テレビ放送のドラマ「エルピス —希望、あるいは災い—」が最優秀賞を受賞した。テレビ報道部門では、フジテレビの「ザ・ノンフィクション たどり着いた家族2」が優秀賞を受賞した。この作品は、ロシアのウクライナ侵攻から逃れるため日本に避難してきたウクライナ人家族をめざましテレビ・ニュース班が1年をかけ取材し製作したドキュメンタリー作品となる。この作品はFODとTVerで来年3月まで無料配信中。また日本民間放送連盟のホームページには、受賞作品の一部の無料配信についての特設サイトがある。