天体の衝突から地球を守る技術を獲得するため、日米欧が協力する探査機が先週打ち上げられた。土屋敏之解説委員が「地球から1億8000万キロも離れたディディモスとディボルフォスという小惑星で、小さい方が大きい方の周りを衛星のように回る二重小惑星と呼ばれる比較的珍しいタイプ。そこに向かう探査機はesa(ヨーロッパ宇宙機関)が開発したHeraという探査機で、先週米国・フロリダ州から打ち上げられた。探査機に搭載されているカメラは日本製で、はやぶさ2に載せられた高性能な赤外線カメラの改良型。ディモルフォスには2年前、米国・NASAが探査機をぶつけて小惑星の軌道を変えようとする実験を行った。今回はその結果実際にどれだけ軌道が変えられたかなどを詳しく調査する」とスタジオで述べた。